私たちインショックジャパンは、味千ラーメンの海外における広報戦略をメインにサポートしています。 海外向けのプロモーションにおけるブランドの再構築として、私たちが行ったのは「安全・安心・健康・美容」のアピールでした。 日本でも問題となっている「食の安全」は、香港を代表とする東アジアの富裕層が重要視するポイントだと考えたのです。 そこで海外向けに、静かで落ち着きのある音楽、安全・安心を印象づけるイメージCMを制作。 インパクト勝負のCMが多い海外において、安全さをアピールすることに成功しました。
味千ラーメン CM
プロモーションは海外だけではなく、日本でも。もともと、熊本における従来の味千ラーメンは、男性が一人で入るようなイメージでした。 そこでより多くの世代の方に訪れていただくため、ターゲットをファミリーに転換。その中でも子どもをメインターゲットとし「次世代プロモーション」を展開。 国内直営店と海外店舗の各テーブルにタッチパネルを設置。子どもに向けたオリジナルキャラクターのアニメーション(全20話)をはじめ、新商品情報やキャンペーン情報等、コミュニティツールとして活躍しています。 さらに、次世代プロモーションの一環として、小学生を対象とした「塗り絵コンテスト」を全世界の店舗で実施。2年間で累計6,000名の小学生会員を収集しました。
ファミリー向けタッチパネル
海外進出における大きな問題のひとつが人材教育です。 全世界で同一したサービスを提供するために、国内、海外で社員教育のためのサービスマニュアルDVD、オペレーションマニュアルDVDを作成。全店舗に配布し、定期的な視聴を徹底することで、全店舗での同サービス、同じ味を実現しました。
人材教育の様子
日本の文化を伝えるツールとして、フリーペーパー「あじせんマガジン」を発行。国内店舗での配布に加え、海外の一部の店舗でも無料配布。中国では主要な日本語は残し、文章等を中国語でリライト。 海外へ日本の文化とトレンド情報を発信しています。 さらに、イメージ戦略のビジュアルとして、海外でも日本語のままのポスターを使用し、安全・安心な日本の食であることをアピールしています。
あじせんマガジン
中国の外食産業におけるメニュー構成は、日本のものとは異なります。それは、少なめのメニューを多く頼み、大人数で分け合いながら食事をするスタイルが主流だから。 そのため中国の外食産業では、安価なサイドメニューが豊富となっているのです。 そこで、味千ラーメンも日本の「ラーメン専門店」といったスタンスではなく「ラーメンレストラン」といった位置づけでメニューづくりを行いました。 チャーハンをはじめ、雑炊やおつまみ、焼き鳥といったメニューも多く取りそろえ、現地の方に受け入れられるものとしています。
ラーメン、トッピングのメニュー表
さまざまなプロモーションによって、海外の味千ラーメンは高い人気に。全世界9カ国389店舗にまで広がりました。 そして2007年3月、ついに中国企業との合弁会社、香港の「味千(中国)控股有限公司」が香港証券取引所に株式を上場。 上場規模は約16億香港ドル(約240億円)。今後もさらに外食産業の拡大が見込まれる中国で知名度向上を実現しています。
味千ラーメン 香港支店


